ワランワヤン モロッコ

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laboratrio 展 2014 夏
2014,7,16~28  Voyage by WARANGWAYAN
in labortrio 松本 http://ifuji.net/

昭和初期の薬局だったビルにあるラボラトリオに
モロッコのカラカラ空気とバリのシットリ空気が
混ざりあってどんな化学反応をおこせるか?

laboratrio

久々に会う本人たちも楽しみでたまらない。

モロッコからはクールな新作と
人気のバブーシュ、ストローバスケットなど

バブーシュ
ノスノス
レッスンバッグ




会期中、併設カフェではクスクス、
インドネシアの甘味もでる予定☆

そして!
クスクスと言えば、アリッサ===
有元くるみさんの作るそれはそれはおいしいアリッサも販売在り☆

アリッサ 有元くるみ
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シンプルなマルシェカゴ
シンプルなマルシェカゴ、
永遠のテーマのような気がします。

大きくてくたっと日に焼けたマルシェカゴも好きですが、
こういうものは経年が作り出すカッコよさ、
夏の終わりのような哀愁をしみこませなくてはならないので、
私と職人で作るのは無理。

そのうちスークの奥深く、小さくなったおじいちゃんが
のんびりカゴを売っているようなお店でちょこっと見つけて、
展覧会に1点ものとして出すとして、

今回はコロンと小ぶりなマルシェカゴを作ることにしました。

シンプルだけど奥が深いマルシェカゴ。
カゴと持ち手のバランスが決まるのに
えらい時間がかかってしまった。。。



コロンとした丸みが特徴

マルシェカゴ

大小2サイズ作りました。

マルシェカゴ

余り皮でつくったwarangwayanタグ、いろんな色。

2014年、初春にはサイトでご紹介できそうです。



 
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しあわせの定義
カゴづくりは女性の仕事です。

椰子の葉をとり、裂き、干して乾燥させ、
帯を編み、形に組み立てる。

それはそれは手間のかかる作業。



村の女性はよく働きます。
畑仕事、家事、育児、そしてカゴ作り。

小麦の収穫の時期は小麦の精製もするし、
牛の乳からバターも作る。

こんなに沢山仕事があったらストレスとかたまらない?
なんて思うけど、

ストレスなんて言葉も
知らない?ってくらい
明るくて、楽しくて、幸せそう。

朝の家事を終え、
ミントティ呑みながら木陰で団欒。


でも!手だけはちゃんと動いてる。
しゃべりながら、笑いながら、
カゴ作る。



親の周りを駆け回る子供たち。
しっかり母の姿見てますよ。

働くお母さんにプレゼント、
ザクロの落ち花,沢山拾いました。



電気もない、冷蔵庫もない、
携帯もない、もちろんPCもないけど、

とにかく毎日が楽しくて幸せ。

なにもないけど
すべてがある。

そんな時間がここにはあります。


帰る私たちを見送るお母さん、
歩きながらカゴ編んでるし!




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ボシャラウィット
ベルベルの村人はなんでも自分たちで作ります。

家も井戸もカゴも、
パンも小麦も野菜もオリーブオイルも蜂蜜も、
そして、寒い冬を越すための絨毯も作ります。

ボシャラウィットは、そんな村人が自分たちの着古した洋服を裂き、
セーターの糸をほどいて作る完全リサイクル絨毯。

だから、同じものは2枚とない、すべてオリジナルの1点もの。

ボシャラウィット

ベルベル人の色彩感覚、イスラム文化がもたらした幾何学模様、
その模様の中には、彼らの感覚と時間の流れが面白く表現されています。

つつましい生活の中から拾い集めた明るい色が多様に組み合わさってできた模様は
素朴で、わざとらしさがなく、どれも暖かいものばかり。

それもそのはず、こんな風に作られているのだから。。。

bouchraouite morocco 土壁に作りつけられた素朴な道具

ボシャラウィット モロッコ 子供達もお手伝い

ボシャラウィット モロッコ ゆっくりと、楽しみながら、

家事の合間に少しづつ作ります。


先進技術からかけ離れたところで作られるこんな絨毯から
この国の人が作る、ゆるやかで暖かい空気をつたえるべく、

私も時間をかけて少しづつ、
このいとおしい絨毯を
紹介していきたいと思ってます。

catalog
info




*こんなすごいのもあったりして!(笑)















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STRAW BASKET
椰子の葉で作られたマルシェカゴが主流のモロッコでは
異質のバスケットになりますか。


モロッコのカゴは町によってその様相がかなり異なりますが、

これは大西洋に面した海辺の漁師町、エッサウィラ近辺で作るカゴ。


ストローバスケット モロッコ


ストロー状の水草を乾燥して作るため、
直線方向の強度が高く、カチッとした形状を保ち、
買い物かごというよりも収納カゴという使い方をする方の方が多いかもしれません。


ワランワヤンの顔になりつつあるこのストローかごにも
実は店主のオタクなこだわりがあります。

「持ち手がとにかく美しい!」

これだけきつく巻かれ、安定した持ち手をいままで見たことがない、
というくらいしっかり巻かれた持ち手です。

この美しい巻き手のために、近場で手に入るバスケットには手を出さず、
マラケシュから200km離れた小さな村まで毎度オーダーに行ってます。

なんせオタクですから。。。

はるばる200km、トラックに揺られてやってくるバスケットは、
サハラ砂漠から飛んできた砂埃がかぶり、
工房では日々、女性たちがバスケット掃除に勤しんでいます。

ストローバスケット モロッコ


沢山の人の、沢山の手を伝わって日本に届く
ワランワヤンのストローバスケット、

長く、大切に使っていただけるとうれしいです。



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カゴを作る

愛しのカゴを作る手にようやく会えました。

今まで作ってきたのは、
市場をめぐって選んできたカゴ本体に、
皮職人と共にいろんな持ち手をつけるもの。
それはそれでなかなか骨の折れる作業で、
10年の年月を経た今もまだ模索中ですが、

今年始める新しい試みは、
村のおばちゃん、姉ちゃんたちとのカゴ本体作り。
今までよくわかってなかったけど、
これ、本当に大変な仕事なんです。


モロッコバスケット  乾燥させた椰子の葉で帯を作る。

細すぎず、太すぎず、適度なゆるさが必要。

モロッコバスケット 帯を形にしてゆく。


カゴ作りは女性の仕事です。
村で暮らす女性の多くがカゴを作ります。

私はある村の親子とカゴ作りを始めることにしました。

この親子との仕事を決める前、
およそ50人の女性達にサンプルを頼みました。

一つのサンプルを頼んだのに何個も作ってきてしまう人、
お金のことばかり話し続ける人、強引な人、
皆生きるのに必死で悪気がないことは痛いほどわかるけど、
でもやっぱり一緒に何かを作っていく仲間にはなれない。


彼女のカゴの一番気にいったところは
静かで芯があるところでした。

心がきちんと中心にあり、
その後の形が安定している、
そして、これは後でわかったことですが、
彼女のお母さんがつくる帯もまた
すごくいい力具合の帯で、
きれいすぎず、でも安心感のある編み目でした。

親子の共同作業でつくられるカゴは1日1個。
今、妹にもカゴ作りを指南中で、
時間をかけてゆっくり体勢を整えていこうと考えています。


モロッコバスケット

持ち手が決まらず、
どんなカゴに仕上げるか、日々頭を悩ませてますが、
8月Zakkaさんで行われるカゴ展まで
試行錯誤続けてみようと思います。

楽しい作業に興奮やまず、
夜更かしが続きそうな
2012年 初夏 









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ブーゲンビリアに食べられたオリーブ
 モロッコ 木

うわばみに食べられた象 

みたいに、形だけ残るオリーブの木、
マラケシュ中心の公園内にあるため
ピンクのきのこみたいに刈りそろえられてる。


やっぱモロッコおとぎの国。
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冬休み
冬休み中の娘、有り余る体力をどう消耗するか。
これが、今私に課せられた最大の課題。

カゴシーズン開始、そして
いまだ終わらぬアトリエ改装工事もあり、
今休みは遠出を断念。。
ということで、
「マラケシュにある小さな自然を満喫しよう!」
このテーマでいくことにしました。

・新市街ジャルダンハルティにて

子供 マラケシュ ハトを追い、

子供 マラケシュ 餌をやる。いや、やりまくる。(1dhの餌5袋)


・ペピ二エ ボタニカ にて

子供 マラケシュ 砂ままごと

子供 マラケシュ ただひたすらに砂を移し替えること2時間

全く飽きない様子。


・ジャルダン マジョレル にて

子供 マジョレル 老いた母(私)と耐久鬼ごっこ。

守衛さんも巻き込んでかなり大がかりになりました。(ふ〜)


残すところあと4日!!
母(私)、体力持ちこたえるか?!




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新年の空
今年の抱負

そらをみて、足元を見て、我をみる

一つ一つゆっくり前へ、
少しづつ 少しづつ 。


モロッコ 月 星 小さな月と大きな星


日本時間 2012年1月1日 午前0時
モロッコ時間 2011年12月31日 午後3時

マラケシュ ダ―ルべシャでみた
青空 と 月 と 星 。

素敵な年になりそうな
そらでした。


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マラケシュイチのバブーシュ職人
かれこれ8年になるか。

出会いは1足の蝶が刺繍されたバブーシュだった。


モロッコ バブーシュ


デザインをそれほど気に入ったわけではなかったが、

その非の打ちどころのない作りに打ちのめされた私は
旦那に頼んでこのバブーシュを作る職人の捜索を始めた。


1週間ほどでその工房は見つかったのだが、
それからが長かった。


作るバブーシュ以上にまじめで徹底した姿勢のその職人は、
突然来た外国人の私をそう簡単に受け入れてくれない。

幾度も彼の元へ通い、取引したい旨を伝えるが、
彼の首は一向にタテに振られない。

それでも根気強く通い続けて2年、
ようやく私の想いが通じた。


モロッコ バブーシュ


これだけ待たせただけあって、
付き合いがはじまると、それはそれは誠実で、

こんなモロッコ人がいたんだ。。。
と感嘆することばかりだった。

そんな彼に弟子はいない。

どの工房も親方と縫い子、糊貼りなどの雑用君がいるのだが、

彼はどの作業もすべて自分ひとりで行う。


morocco  babouche


だから彼のバブーシュは1日1足しかできない。


月に30足ほどしかできない彼のバブーシュに一度は私も

「誰か雇ったり、どこか少しだけ手抜いて生産量増やせない?
 あなただってもう少しお金も稼ぎたいでしょ?」

と言ってしまったが、

彼の答えはこうだった。

「たとえ少しのお金しか稼げなくても
僕は自分の満足いくものしか作りたくない
 お金は少しでいいんだよ、少しで。。。」


こんなモロッコ人がいるんだ、と正直驚き、

また、そんな彼に惚れ込んだにもかかわらず
急かせてしまった自分を恥じた。


こだわりの職人

なる言葉を日本でもよく耳にしたが、
この国、この街にまだこういう人がいることが
本当にうれしい。

彼のような職人がここにいる限り
こだわりのモロッコ雑貨を私も
作り続けていこうと思う。


morocco babouch










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