ワランワヤン モロッコ

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マラケシュイチのバブーシュ職人
かれこれ8年になるか。

出会いは1足の蝶が刺繍されたバブーシュだった。


モロッコ バブーシュ


デザインをそれほど気に入ったわけではなかったが、

その非の打ちどころのない作りに打ちのめされた私は
旦那に頼んでこのバブーシュを作る職人の捜索を始めた。


1週間ほどでその工房は見つかったのだが、
それからが長かった。


作るバブーシュ以上にまじめで徹底した姿勢のその職人は、
突然来た外国人の私をそう簡単に受け入れてくれない。

幾度も彼の元へ通い、取引したい旨を伝えるが、
彼の首は一向にタテに振られない。

それでも根気強く通い続けて2年、
ようやく私の想いが通じた。


モロッコ バブーシュ


これだけ待たせただけあって、
付き合いがはじまると、それはそれは誠実で、

こんなモロッコ人がいたんだ。。。
と感嘆することばかりだった。

そんな彼に弟子はいない。

どの工房も親方と縫い子、糊貼りなどの雑用君がいるのだが、

彼はどの作業もすべて自分ひとりで行う。


morocco  babouche


だから彼のバブーシュは1日1足しかできない。


月に30足ほどしかできない彼のバブーシュに一度は私も

「誰か雇ったり、どこか少しだけ手抜いて生産量増やせない?
 あなただってもう少しお金も稼ぎたいでしょ?」

と言ってしまったが、

彼の答えはこうだった。

「たとえ少しのお金しか稼げなくても
僕は自分の満足いくものしか作りたくない
 お金は少しでいいんだよ、少しで。。。」


こんなモロッコ人がいるんだ、と正直驚き、

また、そんな彼に惚れ込んだにもかかわらず
急かせてしまった自分を恥じた。


こだわりの職人

なる言葉を日本でもよく耳にしたが、
この国、この街にまだこういう人がいることが
本当にうれしい。

彼のような職人がここにいる限り
こだわりのモロッコ雑貨を私も
作り続けていこうと思う。


morocco babouch










| comments(2) | trackbacks(0) |
今、マラケシュのhiddenというところんい宿泊しています。
ミチさんに行きたいのですが、まったくもってたどりつけません。
ぜひ、行き方を教えてください。今日は近くのマラケシュ博物館までは行けました。
明日にまたちょうせんしたいです。
| みふぃみふぃ。 | 2011/12/23 4:47 AM |
うわっ、まったくもってたどり着けない!すみません!!
「スークドガスール」っていうところの近くです。
あと博物館(美術館かな?)前にある
「クッバギャラリー」っていう結構大きめのギャラリーで働いてる子にたのめば連れてきてくれるかも。
marrakech@warangwayan-morocco.comに朝までに連絡くれれば電話番号お知らせします!
マラケシュ迷路、なかなか手ごわいですね。。。
| machamichi | 2011/12/24 11:32 AM |









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